【低リスク】高配当・連続増配株投資の始め方

資産運用は何から始めたらいいの?

リスクの少ない株ってあるの?

つみたてNISAは始めたけど、その次には何をしたらいいの?

 

資産運用をして、将来に備えないといけない、とは思いながらも、リスクはあまり取りたくない、という悩みは、誰にでもありますよね?

 

f:id:mushisanlovelove:20220831131616j:image

 

その答えのうちの一つが、「高配当・連続増配株」への投資になると思います。

株式投資を行う上でのリスクというのは、株価が下がって損をしてしまうことです。

でも、もし株価が下がってしまっても、配当金で儲かる方が多いなら問題ないですよね?

 

わたしは実際に「高配当投資」をやっていますので、その投資方法を書籍を用いてお伝えします。

 

f:id:mushisanlovelove:20220831131639p:image

 

今回読んだ本は、

高配当・連続増配株投資の教科書

藤本壱さんの著書です。

 

このブログは、忙しい方向けの【時短読書】を目的に作成しています。

ビジネス書や投資本を中心に私が実際に読んだ本について、要約をしています。

このブログで本の要点を掴み、さらにもっと多くのことを得たいと思ったら、実際の本を手に取って読んでみて下さい。

本屋さんに行っても、何を読めばいいのかわからない、という方にも参考になるブログを目指しています。

 

まずはこの本の目次です。

このような内容がこの本には載っています。

 

◆目次◆
  • 第1章 高配当株・連続増配株選びの基本
  • 第2章 高配当株・連続増配株のタイプ別投資戦略
  • 第3章 高配当株・連続増配株の買い方と売り方
  • 第4章 景気動向に注意しながら中長期で考える
  • 第5章 業種と投資テーマから見た銘柄選びの方法
  • 第6章 2020年も期待の厳選高配当株18

 

以下に「高配当・連続増配株投資の教科書」を読んで、私なりに心に残ったことをまとめていきます。

 

なぜ高配当・連続増配株なのか

企業が成長し、売上や利益が伸びていけば、それにつれて配当金が増え、株価が上昇していく。

そのような株に投資をして、長期的に保有し、高配当を得ながら株価が大きく上がるのを待つのが基本。

配当金と値上がりのダブルで利益が得られる投資方法。

例えばKDDIなら、10年間で配当金&値上がりで、資産は3.8倍になっている。

 

f:id:mushisanlovelove:20220831131706p:image

 

高配当・連続増配株の基準

1.毎年増配しているか、長期的に増配傾向で減配していない

2.売上や利益が順調に伸びている

3.現状に配当利回りは3%以上

4.業績や財務から見て割安

5.株主への利益還元に積極的

6.自己資本比率が高い方がよい。

・財務的に安定している。40%以上あれば倒産しにくい

7.時価総額はある程度大きい方がいい。

・株価が変動しにくいため、長期保有しやすい。

8.外国人持株比率が高い方がよい。

・外国人株主は、株主への利益還元の要求が強いことが多く、外国人株主の比率が高い方が、高配当・連続増配株になりやすい。

9.配当性向が高すぎる銘柄は注意

配当性向は30〜50%が理想。あまりにも高すぎる場合は、減配のリスクがある。

 

 

高配当・連続増配株投資のパターン

1.長期連続増配株で着実に資産を増やす

連続増配株は、基本的には業績が順調に伸びていて、利益が年々増加し、それに伴って配当も毎年増えていくような銘柄。値上がり益と高配当の両方で利益が得られる。

連続増配株を長期保有すれば、購入した時点と比較した配当利回りが徐々に上がっていく。

リーマンショックにも負けずに増配できている企業は非常に優秀。

連続増配株で代表的な企業は「花王

 

f:id:mushisanlovelove:20220831131730p:image

 

2.大型安定高配当株で、安定的に配当を取る

株で長期投資するには、「その銘柄を落ち着いて持ち続けられること」が重要。

大型株で、業績が安定していれば、株価の値動きも穏やかで、安心して長く持ち続けられる。

時価総額の目安は3,000億円以上。

大型安定高配当株で代表的な企業は「NTT」

 

 

成長期待の高い連続増配株に投資する

大型株は比較的株価が安定している一方で、大きく値上がりする可能性も高くない。

現状では配当利回りがそれほど高くなくても、成長中で増配傾向の銘柄であれば、保有を続ける間に配当利回りが上がっていく。

成長期待の連続増配株で代表的な企業は「グランディハウス

 

 

高配当・連続増配株の売り時

株価の動きに一喜一憂せずに持ち続ける。保有して配当が増えてくると、購入時の株価と比較した配当利回りは上がっていき、10%を超えることもある。そのような「お宝」的な銘柄は、よほどのことがない限り持ち続ける。

 

 

1.急騰した場合は売りを検討する

業績修正の上方修正など、株価が上がった後でその水準を維持できそうな材料であれば、そのまま持ち続けた方が良い。

一方で、業績や利益がどの程度上がるかはっきりしないような好材料の場合は、株価は元の水準に戻ってしまうことも多いため、一旦売って利益を確定し、株価が下がったら買い直すことも検討する。10年分の配当が一気に手に入ると考えれば、利益確定を検討してもよい。

 

f:id:mushisanlovelove:20220831131758p:image

 

2.減益の場合は、程度によって売りを検討

減益が1期だけで済みそうで、その後は増益傾向に戻りそうなら、持ち続ける。

 

 

3.大きな不正や不祥事が発覚したら売り

重大な法令違反やリコールの発生、粉飾決算の発覚などは、実態が明らかになるにつれて大幅に下落してしまう可能性があるので、迷わず売る。レオパレス21は問題発覚から、問題が拡大していくにつれて1年以上値下がりしている。

 

 

まとめ

今回は、高配当、連続増配株についてまとめてみました。

高配当、連続増配株は保有しておくだけで、配当金が手に入るとともに、さらに配当利回りが上がる事で株価自体の値上がりにもつながる投資法でした。

タイトルの通り、高配当連続増配株投資の教科書とも言える、分かりやすい内容です。

もっと詳しく知ってみたい方は、ぜひこの本を実際に手に取って読んでみてくださいね。