【危険】仕事が楽に感じてきたら考えたいこと
「キャリア思春期」って聞いたことはありますか?
社会人10年目前後の時期は、焦りや迷い、不安などの多くの悩みを抱えつつも、キャリア上の大切な時期で、思春期にも似ています。
この時期の過ごし方次第で、その後のキャリアに大きく関わってきます。
今回読んだ本は
「社会人10年目の壁を乗り越える仕事のコツ」
河野英太郎さんの本です。
まずはこの本の目次です。
- 1章 スキルの壁
- 2章 キャリアの壁
- 3章 職場環境の壁
- 4章 マネジメント・リーダーの壁
- 5章 時代の変化の壁
以下に「社会人10年目の壁を乗り越える仕事のコツ」より心に残ったフレーズをまとめていきます。
目の前の仕事を着実にやり遂げる
何かを成し遂げるために、「理想は高く掲げつつ」目の前の仕事を着実にやり遂げる。
正論だけを掲げたり、うまくいかないことを他人のせいにして仕事を放り投げたりしない。
伸び悩んでいるという自覚は健全
今伸び悩みを感じているならば、まずは少しだけ環境を変えてみる。
今までのキャリアに軸足を置きつつ、少しだけ新しいことを始めてみる。
成長の実感は、グラフに書いてみると、直接的な軌跡ではなく、階段状の軌跡となる。
急激な成長があったかと思うと、その後しばらくは踊り場のような状態が続くので、少しずつチャレンジしたり工夫したりという、地味な努力を続けることが必要。
コンフォートゾーンは危険
社会人になって数年から10年前後となると、仕事の習慣化の部分の割合が、かなりのレベルまで上がってくる。
同時に周りからの評価も上がり、頼りにされ、充実感を感じる瞬間も増える。
この「コンフォートゾーン」は、その時点を捉えると大変良いが、中長期的な視点で捉えると、成長しなくなり時代に取り残されるという意味で、危険極まりない状態。
それほどの負荷を感じることなく仕事を回せるようになったら、一歩踏み出すタイミング。
やりたいことを会社に意思表示しよう
本人がやりたいことを周りが知らない、ということがよくある。
いくら思いが強くても、権限のある人に伝わっていなければ、実現に向かって動いてくれる人はいない。
機会を捉えて自分がやりたいことをアピールしよう。
また、会社としては「これ」をやるべきだ。
自分が最適だから担当させて欲しい、という姿勢で、仕事の機会を自ら作り出すことも大事。
始めるのに遅すぎることなんてない
体力の衰えとなぜか同期しがちなのが、精神面でも「チャレンジできない」と思い込む、精神的老け込み現象。
精神は体の一部なので、連動するように感じるが、気の持ちようの世界。
自分の10年後は、イメージより意外に体は動く。
変える側になる
企業変革において、人は4つのカテゴリーに分かれる。
- 変化を起こす人
- 変化に巻き込まれる人
- 見守る人
- 変化に気づきすらしない人
一歩踏み出し、変える側に回ってみると、視野、視点、視座すべてが変わり、仕事は面白くなり、ビジネスパーソンとしての成長も実感する。
評価者は上司ではない
「評価者」はあくまでもお客様であり、組織内には存在しない。
短期的には、会社の評価制度に基づき「評価者」が人事評価をするものの、中長期的には、お客様からの評価がその人のプロフェッショナルとしての評価を決める。
まとめ
私も正直伸び悩みを感じており、早く仕事を変えたいなー、とか早く出世してステップアップした仕事をしたいなーなどと思っていましたがいました、とりあえず権限ある方に伝えていかないといけないですね。
積極的にアピールして、自分の市場価値を高めて行きましょう!