値上げで他社にシェアを取られても良い理由
食料品やガソリン代、電気代など、今さまざまなものが値上げになり、生活が徐々に厳しくなっている実感があります。
一方で、あなたが所属している会社の方は、順調に値上げ交渉はできていますか?
今私たちには2つの選択肢があります。
1つは「頑張って価格を維持すること」もう1つは「値上げをして、適正な価格で販売すること」です。
この記事では「値上げをして、適正な価格で販売すること」に対しての考え方についてまとめていきます。
今回読んだ本は
「価格上昇時代のマーケティング なぜ、あの会社は値上げをしても売れ続けるのか」
小阪裕司さんの本です。
まずはこの本の目次です。
- 第1章 価格上昇時代がやってきた
- 第2章 安さこそが価値からの脱却
- 第3章 価格は価値に従う
- 第4章 値付けの作法 顧客を見て価格をつける
- 第5章 値上げの作法 価値あるものを、さらに高く売るために
- 第6章 今、目指すべきマスタービジネスへの道
- 第7章 値決め感性の磨き方
- 終章 今こそ自分たちの存在意義を問い直すとき
以下に「価格上昇時代のマーケティング なぜ、あの会社は値上げをしても売れ続けるのか」より、参考になった点をまとめていきます。
節約とは予算配分
生活費を節約しなきゃ、と言っている主婦が、一方でハマっている韓流の推し活には大いにつぎ込んでいたりする。
ここでいう「節約」とは「予算配分」の話で、限られた予算の中で、配分したいものにお金をより配分するために、どうでもいいものは切り詰める。
支払いは顧客にとって痛み
「支払い」は顧客にとって常に痛み。
この痛みは誰にでも発生し、どんな大富豪でも支払いは少ない方が痛みは少ない。
値段が高すぎる、安くして欲しい、という世間や顧客の声は聞くべきではあるが、それを間に受けすぎない方がいい。
コロナ禍で進んだ選別
コロナ前はよく行っていたけれど、いつの間にか行かなくなった店があるのではないだろうか。
積極的に「行きたくない」と思ったわけではないが、「行かない」という選択肢をとったということになる。
一方で緊急事態宣言解除後にすぐ顧客が殺到した、「自分にとって意味のある店」もある。
価格上昇時代にも同様に選別が行われることになる。
買いたいか、買いたくないか
お客様がものを買うまでには、2つのハードルがある。
最初のハードルは「買いたいか、買いたくないか」、その先のハードルが「買えるか、買えないか」で、まず最初のハードルを超えてもらう必要がある。
そのためには「あなたがこの商品を買う意味」を伝えなくてはならない。
時間をかけて商品を育てる
価値を伝えるのには時間がかかることもある。
だから、自分たちが「価値ある」と思う商品、サービスにはじっくり取り組んで欲しい。
シェア争いという古い考え方
なるべくたくさんの人が買ってくれたほうがいい、という考え方にとらわれてはいけない。
同業他社との戦いでシェアを取るという考え方がもう古い。
考えるべきは、業界のシェアではなく、顧客の予算配分のシェア。
お客様は選んでいい
値上げは、自社にとっての優良顧客を絞り込むチャンス。
価格だけを求めていた顧客は、他にもっと安いものが生まれればすぐに移ってしまう。
しかし、価格を上げても流出しなかった顧客は、価値をあなたの商品や店に意味合いを見出してくれているということ。
自分が成長したら価格を上げる
自分が提供できる価値のレベルを軸に考えて価格を上げる、という方法。
自分が精進することで、提供できる価値が上がったら、それに合わせて価格を上げる。
まとめ
顧客の予算配分のシェアを取る、という考え方は意外と目に鱗でした。
今後さまざまなものが値上げになり、そして収入が増えなければさらに可処分所得が減っていきます。
税金を上げる話も出てきているようですし。
そのような中で顧客に選ばれるような商品、サービスを提供していきたいものですね。
【3要素】子供のやる気を出すための考え方
子供が宿題を全然やらなくて困っていませんか?
うちは正直非常に困っています。
なんとか子供が自分から進んで勉強をする様になってほしいと思いませんか?
勉強を習慣化することができれば良いのですが…と思って読んだ本が、
「小学生の勉強は習慣が9割」です。
この本には、子供がやる気を出し、勉強を習慣化するまでのプロセスが紹介されています。
まずはこの本の目次です。
- 第1章 「成功する人」に共通する特徴は何か?
- 第2章 「目的」と「目標」の違いと役割
- 第3章 「初めの一歩」を踏み出す秘訣
- 第4章 習慣になるまで繰り返す秘訣
- 第5章 習慣化を「加速させるもの」と「阻むもの」
- 第6章 子の習慣作りをサポートする親の心構え
以下に、「小学生の勉強は習慣が9割」から抜粋して紹介します。
習慣を変える必要性
人の行動は、多くの部分が習慣に支配されている。
特に見たい番組がなくてもテレビのスイッチを入れてしまったりする。
たった1日勉強を頑張っても、続けられなければ結果は変わらない。
才能より努力が大事
成果に対して、より影響が大きいのは、才能よりも努力。
才能は「スタートラインが少し前の方にある」にすぎない。
子供の将来の成功を願うならば、努力ができる子に育てることを最優先に考える。
誘惑と正面から戦わない
誘惑に勝つためには、そもそも誘惑と戦わない戦略をとればいい。
誘惑が多い環境から自分を遠ざけることで、我慢強くない性格の子供でも、良い行動を選択できる確率がグッと上がる。
頑張りは長く続かない
夏に向けて1-2ヶ月だけダイエットを頑張る人と、長期的に当たり前に食事と運動に気を使う人では、結局当たり前の習慣のレベルが高い方が勝つ。
子供がやる気を出す3つの要素
自分の心の内側からわき出るやる気を「内発的動機付け」と言う。
1.自律性
勉強そのものへの選択権を可能な限り子供に与える。
自分で選んだ感覚はあるほど、勉強自体が楽しくなる。
2.関係性
好きな人から言われたことなら納得できても、嫌いな人から言われたら反発したくなる、といったことは大人でもある。
親子関係を良好に保つことを心がけよう。
できているところを認めて褒めてあげることがポイント。
3.有能感
達成可能な目標を設定し、成功体験を積み重ねる。
遠くの目標の価値は割引される
小さなご褒美作戦
1.ご褒美は永遠に出し続けるつもりでいる
2.ご褒美は早さが大事
3.ご褒美は頻度が大事
小さなご褒美を何度もあげる「ご褒美小作戦」で、子供の行動を習慣まで導いてあげる。
まとめ
誘惑に勝てない子供は、まず誘惑から遠ざけることが必要なのですね!
リビングで勉強をするのも良い、という本もあるのでリビングで勉強をさせていましたが、誘惑から遠ざけるために、ちょっと辞めてみようかと思いました。
また、即時報酬が人間にとっては有効だということなので、ご褒美小作戦で、子供が勉強を習慣化できるようにしていきたいものです。
【7選】ベストセラーから学ぶお金持ちになる方法
みなさん、お金持ちになりたいですよね!
お金持ちにはなりたければ、お金持ちが実践していることを聞き、自分も実践することが大切です。
ということで、このブログでは、たくさんのマネー本をご紹介していますが、この記事では、マネー本の古典「バビロンいちの大金持ち」を漫画化した、「漫画バビロン大富豪の教え」より、黄金に愛される7つ道具、5つの黄金法則についてまとめていきます。
この本は、古代バビロニアを舞台に、お金を貯め、守り、増やす原理原則が学べるベストセラーです。
まずはこの本の目次です。
- 第1章 なぜ、同じように働いているのに、貧乏人と大金持ちがいるのか?
- 第2章 大富豪だけが知っている「黄金に愛される7つ道具」
- 第3章 価値があるのは、金貨が入った袋か、知恵が詰まった袋か?
- 第4章 賢者の助言によって、貯金が懸命に働きだす
- 第5章 「守るべきもの」があるから人は何度でも立ち上がれる
- 第6章 己の心は「奴隷」のものか、「自由民」のものか
- 第7章 はるか昔の借金返済記録が、現代人を救う
- 第8章 なぜ人は働くのか。それは金のためではなかった
この本から、「黄金に愛される7つ道具」「5つの黄金法則」についてまとめていきます。
黄金に愛される7つ道具
1.収入の十分の一を貯金せよ
サラリーマンの生涯年収は平均で約3億円。
十分の一を貯蓄に回せば、夫婦共働きで定年までに6,000万円が貯まる。
6,000万円を年利3%で運用すれば、資産は1億円を超える。
2.欲望に優先順位をつけよ
人間の欲望には際限がない。
収入の十分の一を貯金に回し、残りの十分の九で叶えられない欲望を諦める。
お金が足りなくなるのは、必ずしも必要のないものまで欲しがっているから。
優先順位の低い欲望を切り捨てても、生活水準は大して変わらない。
そうすれば、一番やりたいことにお金を使うことができる。
3.貯えた金に働かせよ
金を持っていることが財産ではない。
定期的に金が入ってくる仕組みこそが本当の財産。
4.危険や天敵から金を堅守せよ
原則は「元金を守る」こと。
儲け話がきた時は、自分の感覚に頼らず、必ずその道に長けた人に相談すること。
5.より良きところに住め
住居は幸せな生活と密接に関わっており、その幸せは貯金を増やすモチベーションとなる。
住居への支払いは、心を豊かにする投資と言える。
6.今日から未来の生活に備えよ
7.自分こそ最大の資本にせよ
勝利の女神は行動した人間にこそ微笑む
5つの黄金法則
1.家族と自分の将来のために収入の十分の一以上を蓄える者の元には、黄金は自らを膨らませながら、喜んでやってくるだろう
2.黄金に稼げる勤め先を見つけてやり、持ち主が群れを膨大に増やす羊飼いのように賢明ならば、黄金は懸命に働くことだろう
3.黄金の扱いに秀でた者の助言に熱心に耳をかたむける持ち主からは、黄金は離れることはないだろう
4.自分が理解していない商い、あるいは、黄金の防衛に秀でたものが否定する商いに投資してしまう持ち主からは黄金は離れていくだろう
5.非現実的な利益を出そうとしたり、謀略家の甘い誘惑にのったり、己の未熟な経験を妄信したりする者からは、黄金は逃げることになるだろう
まとめ
この記事では、ベストセラーからお金持ちになるための黄金に愛される7つ道具、5つの黄金法則についてまとめました。
実際に売れている本には多くの学びがあり、それが「その道に長けた人に相談する」ということにも繋がっていると思います。
私も毎年収入の10%を目標に貯蓄しており、今年も達成できそうです。
これを年利3%で運用すれば、将来お金持ちになれるということですね!
私は高配当投資をしているので、「定期的にお金が入ってくる仕組み」に近づいていると思いますし、今年はこの難しい地合ですが、株のパフォーマンスは10%を超えています。
このブログにも高配当投資について多くまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください!
【危険】仕事が楽に感じてきたら考えたいこと
「キャリア思春期」って聞いたことはありますか?
社会人10年目前後の時期は、焦りや迷い、不安などの多くの悩みを抱えつつも、キャリア上の大切な時期で、思春期にも似ています。
この時期の過ごし方次第で、その後のキャリアに大きく関わってきます。
今回読んだ本は
「社会人10年目の壁を乗り越える仕事のコツ」
河野英太郎さんの本です。
まずはこの本の目次です。
- 1章 スキルの壁
- 2章 キャリアの壁
- 3章 職場環境の壁
- 4章 マネジメント・リーダーの壁
- 5章 時代の変化の壁
以下に「社会人10年目の壁を乗り越える仕事のコツ」より心に残ったフレーズをまとめていきます。
目の前の仕事を着実にやり遂げる
何かを成し遂げるために、「理想は高く掲げつつ」目の前の仕事を着実にやり遂げる。
正論だけを掲げたり、うまくいかないことを他人のせいにして仕事を放り投げたりしない。
伸び悩んでいるという自覚は健全
今伸び悩みを感じているならば、まずは少しだけ環境を変えてみる。
今までのキャリアに軸足を置きつつ、少しだけ新しいことを始めてみる。
成長の実感は、グラフに書いてみると、直接的な軌跡ではなく、階段状の軌跡となる。
急激な成長があったかと思うと、その後しばらくは踊り場のような状態が続くので、少しずつチャレンジしたり工夫したりという、地味な努力を続けることが必要。
コンフォートゾーンは危険
社会人になって数年から10年前後となると、仕事の習慣化の部分の割合が、かなりのレベルまで上がってくる。
同時に周りからの評価も上がり、頼りにされ、充実感を感じる瞬間も増える。
この「コンフォートゾーン」は、その時点を捉えると大変良いが、中長期的な視点で捉えると、成長しなくなり時代に取り残されるという意味で、危険極まりない状態。
それほどの負荷を感じることなく仕事を回せるようになったら、一歩踏み出すタイミング。
やりたいことを会社に意思表示しよう
本人がやりたいことを周りが知らない、ということがよくある。
いくら思いが強くても、権限のある人に伝わっていなければ、実現に向かって動いてくれる人はいない。
機会を捉えて自分がやりたいことをアピールしよう。
また、会社としては「これ」をやるべきだ。
自分が最適だから担当させて欲しい、という姿勢で、仕事の機会を自ら作り出すことも大事。
始めるのに遅すぎることなんてない
体力の衰えとなぜか同期しがちなのが、精神面でも「チャレンジできない」と思い込む、精神的老け込み現象。
精神は体の一部なので、連動するように感じるが、気の持ちようの世界。
自分の10年後は、イメージより意外に体は動く。
変える側になる
企業変革において、人は4つのカテゴリーに分かれる。
- 変化を起こす人
- 変化に巻き込まれる人
- 見守る人
- 変化に気づきすらしない人
一歩踏み出し、変える側に回ってみると、視野、視点、視座すべてが変わり、仕事は面白くなり、ビジネスパーソンとしての成長も実感する。
評価者は上司ではない
「評価者」はあくまでもお客様であり、組織内には存在しない。
短期的には、会社の評価制度に基づき「評価者」が人事評価をするものの、中長期的には、お客様からの評価がその人のプロフェッショナルとしての評価を決める。
まとめ
私も正直伸び悩みを感じており、早く仕事を変えたいなー、とか早く出世してステップアップした仕事をしたいなーなどと思っていましたがいました、とりあえず権限ある方に伝えていかないといけないですね。
積極的にアピールして、自分の市場価値を高めて行きましょう!
【大暴落】つみたてNISAの終わりに大暴落来ても大丈夫?
つみたてNISAで資産運用を頑張っているけど、老後の取り崩す時期に大暴落が来ても大丈夫なのでしょうか?
今年も結構な暴落が来ているので、このような感じでつみたてNISAの取り崩す場面で暴落が来たら、と不安ですよね?
まだつみたてている途中の暴落であれば、安く買えるので問題はないのですが…
この記事では、つみたて投資の終わり方について解説していきます。
今回読んだ本は、
「100年生きても大丈夫!つみたて投資の終わり方」
投資信託クリニック代表のカン・チュンドさんの著書です。
投資は、資産を増やすプロセスより、積み上がった資産を売却し、それを使っていく道のりの方がはるかに困難だそうです。
この本から、心に残った点をまとめていきます。
リタイア後も投資は必要
リタイア後も一定割合、投資を続けないと、長生きするリスク、長年の物価上昇リスクに対応できない。
老後も投資は続くが、資産を増やすことが目的ではなく、取り崩し使っていくフェーズになる。
投資の前半と後半
投資の前半は、35歳〜65歳(積立期)
投資の後半は、65歳〜90歳(取り崩し期)
積立期に負けないぐらい、取り崩し期も長い。
資産は半減してもよいと考える
年平均3%のリターンで増やせるならば、毎年3%の「取り崩し」を行っても、資産は理論上変わらない。
しかし、毎年の損益は大きくブレるため、年3%の取り崩しを続けると、資産は減っていくと見ておく。
また、売却益に対する税金分、資産は目減りする。
人生が尽きる時、総資産額は半減してもよい、と容認しよう。
退職で大きく変わること
リタイア後には、資産を増やすことから、資産を利用していく段階となる。
リタイア時には、積立をやめ、投資信託の解約を始め、そのお金を使っていくことになるが、一番難しいのは、投資信託の売却。
真面目な投資家ほど、ファンド解約によりそれまでの努力が無駄になると感じてしまう。
リタイア直前に暴落が発生したら?
現役時の暴落と、リタイア直前の暴落では、影響度が大きく異なる。
退職直前に資産が大きく毀損すれば、リタイア計画そのものを見直す必要も出てくる。
リタイアに向け、リスク資産の整理を進めながら、徐々にスピードを落とす勇気を持とう。
リタイア前のラスト5年は準備期間
稼ぎ、お金を得る暮らしから、取り崩し、お金を使う暮らしに移行するために、ラスト5年を現役から老後生活への準備期間にしよう。
5年間をかけて、投資のポジションを保守化し、安全資産の割合を増やしていこう。
そして、リスク資産の中身をスリム化し、投資信託の解約の練習をしていく。
リスク資産の割合の下げ方
1.安全資産の比率を高める
投資信託を少しずつ解約し、安全資産の比率を高める。
または、積立投資を早めに終了する。
退職金が期待できる人は、退職金を預金に回すことで、安全資産の比率は自然と高まる。
2.より保守的なファンドへ移行
債権と株式を組み合わせたバランスファンドへ移行していく。
リスク資産をスリム化しよう
資産額の増減が暮らしに影響を及ぼすプレッシャーを過小評価してはならない。
リスク資産をスリム化すれば、資産の管理と取り崩しのオペレーションを簡素化できる。
複数のファンドの組み合わせから、インデックスファンド一本に資産を集約しよう。
ファンドの本数が多くなると、感覚で取り崩しを始めてしまったり、おっくうになって現金から取り崩しをしてしまう。
結果、加齢と共にリスク資産の比率が高くなってしまう。
定率で取り崩す
積立期には定額で買うことにより、高い時には少なく買い、安い時には多めに買うことができる。
逆に、取り崩し期に定額で取り崩すと、価格が高い時には少なく解約し、安い時には多く解約してしまうことになる。
預金を含めた「トータル資産」から定率取り崩しをしよう
市場が大きく下落する時は、資産の持続率を高めるために、ファンドの取り崩しをゼロにし、預金からの引き出しのみとする。
逆に市場が大きく上昇する時は、預金が枯渇しないようにファンドを多めに解約して、一部を安全資産に戻す。
お金を使えるのは75歳まで
リタイア後の生活実態を調査すると、お金がそこそこ使えるのは75歳前後まで。
食が細くなり、行動もより緩やかになり、旅行のために飛行機に乗れる時間も短くなる。
お金を目一杯使える時期は意外と限られているので、企業年金やiDeCo、企業型DCは、思い切って短めの年金形式にするのもよい。
まとめ
今は資産を増やして行くフェーズであり、仕事もしていて入金力もあるため、大暴落が来ても問題は大きくないのですが、退職後に大暴落が来ると怖いですね。
今は想像があまりできないですが、退職後はつみたててきた資産を使うターンになります。
その時に、現金資産とリスク資産をバランスよく使って行くのも確かに難しいですよね。
リスク資産を順調に増やしてきた成功体験がある方なら、より難しそうです。
退職後はバランスファンド一本に絞って行く、という考えは確かに理にかなっていると感じました。
【怒りたくない人へ】怒りやすい人に怒ってるだけでしょ?
怒りたくないのに、あの人が毎回怒らせるんだよねー。
怒る原因を作るのはアイツなんだ!
なんて思うこと、ありますよね。
怒る、という行為にも疲れるし、怒らないで済むなら済ませたいと思いませんか。
それが子供や家族相手だと尚更だと思います。
でも、その「怒る」、その人が怒らせるのではなくて、ただ怒りやすい相手に怒っているだけなんです。
今回読んだ本は
「キミは「怒る」以外の方法を知らないだけなんだ」
森瀬繁智さんの本です。
まずはこの本の目次です。
- 1章「本当は怒りたくないキミへ」毎日、イライラしてたらもったいない!
- 2章「疲労」が怒りを招いていた!カンタンに「怒らない体質」になれる
- 3章「考えグセ」「口グセ」を点検しよう「すぐ怒る」はやめられる!
- 4章知らぬ間に傷ついていませんか?心ない相手から、キミを守ろう!
- 5章「ムダな怒り」に振り回されない ピンチを脱する「6つの習慣」
- 6章「いいことが起きる人」はこうしてる 怒りは「感謝」に変えられる
以下に「キミは怒る以外の方法を知らないだけなんだ」より参考となるフレーズをまとめていきます。
怒りたくないのに怒っているわけではない
怒りやすい相手には怒り、怒りにくい相手には怒れず、グッと我慢している。
怒ることで、相手が言うことを聞いてくれたという「成功体験」を繰り返しているだけ。
言うなれば、怒る以外の解決策を知らないから、仕方なく怒っている。
でも、怒って問題解決につながることはほとんどなく、思考停止に陥って、問題解決を遠ざけてしまっている。
クールダウンをする
時間はわずか「5秒」でOK。
できれば10秒取れば、成功率ほぼ100%。
怒りは調整できる
実際、どれだけ短気な人でも、イケメンやかわいい女性には、すぐに怒ったりはしない。
さらに言えば、相手がマフィアの幹部だと知っていれば、絶対に怒らないし、大事な取引先の御子息だと知っていたら絶対に怒らない。
戦わない
とにかく「怒り」を「笑い」に変えて、まずは自分の機嫌を取ろう。
「そう思うんだね」
「十人十色」で、人がそれぞれ違う意見や考え方を持つのは、ごく当たり前。
「自分が正しい」となると、必ず怒りや争いにつながる。
「なるほど、あなたはそう思うんだね」
相手のことを否定も肯定もしていない、この言葉を使おう。
喜びに導く
人間を動かすには、基本的には「喜び」か「恐れ」の2つしかない。
怒ったり、脅したり、「恐れ」で子供に言うことを聞かせるのには限界があり、何より子供の自主性が損なわれる。
それよりも「喜び」に導いてあげる子育てを心がければ、本人も親も楽しく過ごすことができる。
まとめ
人間遠動かすには「喜び」か「恐れ」しかなく、「恐れ」で言うことを聞かせるのが良くないのは、わかっていますよね。
なんとか怒らずに、問題解決をしたいものです。
確かにヤクザや、会社の重要な取引相手に怒ったりすることはないでしょうし、怒りやすい相手に怒っているだけなんだと思います。
このようなメンタルを持って相手に接することが大切だと感じる一冊でした。
興味を持っていただいたら、実際に本を買って読んでみてくださいね。
【あるある】タバコがマズイか試してみる、は完全に罠
この記事にたどり着いた方は、なんとか禁煙したいと思っている方ですよね?
私も同じです。
何度も禁煙はしているのですが、少ししたらまた復活してしまっています。
私と一緒に禁煙に再度取り組んでみませんか?
今回読んだ本は
「マンガで読む禁煙セラピー」
アレン・カーさんの本です。
まずはこの本の目次です。
- STEP1禁煙セラピーにようこそ
- STEP2「タバコの正体」をしっかりと理解する
- STEP3正しい方法で行えば禁煙はラクチン
- STEP4おめでとう!ノンスモーカーの世界にようこそ
以下に「漫画で読む禁煙セラピー」から参考になった点をまとめていきます。
タバコはよくできた罠
・タバコがまずい→まずいんだから、いつでも辞められると油断する。
・ストレスがたまった時→吸いたくなる→禁煙しなきゃと思う→吸わないことでさらにストレスがたまる、の繰り返し
・ストレスが無い時→禁煙しようと思わない
3つの問いを自分に投げかけよう
Q2 本当に喫煙を楽しんでいるのか?
Q3 大金を払ってまでタバコを口にして、体を痛めつける必要があるのか?
依存スピードはどんな麻薬より早い
効果が表れるスピードも、どんな薬物よりも早い。
例えば頭痛薬なら、効果が出るまで20分ぐらいかかる。
またニコチンは、殺虫剤にも使われている猛毒で、血管に注射すると即死する。
タバコがストレス解消になっているという幻想
タバコを吸うということは、自分で作りだしたストレスを、ほんの一瞬癒しているだけ。
タバコの奴隷から解放されよう
そこから解放されることは、自分の人生を取り戻すということ。
減煙は逆効果
1日20本吸うスモーカーより、1日5本のスモーカーの方が、1本のタバコの価値は4倍になっている。
ますますタバコに対する執着心が強くなり、タバコのことが頭から離れなくなり、辞めにくくなる。
減煙すると、禁煙できなくなるどころか、逆に足止めを食らうことになる。
禁煙の基本的なポイント
2.タバコをやめて失うものは何一つない。むしろたくさんのメリットが得られることを楽しみにする。
3.「ちょっと一服」の油断が、一生続くチェーンスモーカーになることを忘れない
4.喫煙行為が「致死率の高い麻薬中毒症」だということを認識する
タバコをやめることは、自分の楽しみを奪われることのように考えがちだが、本当は最後の1本を消した瞬間から、自由で幸せなノンスモーカーになれるということ。
タバコを吸いたくなったら
体内からニコチンという悪魔を追い払おうとしている、と自分に言い聞かせる。
ちょっと1本の恐ろしさ
「今日ぐらいは」「特別な1本」「タバコが本当に吸いたくなくなったか試してみる」なんてものは存在しない。
やっぱり美味しくない、と思っても、心の奥底では求める気持ちが復活している。
まとめ
最後の「タバコが本当に吸いたくなくなったか試してみる」があるあるすぎて…
どうしても一本だけ吸いたくなって、美味しくなくて、やっぱりやめよう、と思ってもまた吸ってしまうんですよね…
やはり、ちょっと一本が1番の敵ですね。