【20項目チェックリスト】バフェット流投資術を学ぶ

ウォーレン・バフェットの銘柄選定の方法を知りたくありませんか?

ウォーレン・バフェットといえば、世界を代表する投資家で大富豪ですよね。

彼の投資手法をそのまま真似することができれば、株式投資で大成功できると思います。

実際、バフェットが日本の商社に投資をした後、商社株は大きく値上がりしていますよね。

この記事では、バフェット流投資術の観点から、成長企業、優良企業銘柄を見抜く「20のチェック項目」を紹介します。

 

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今回読んだ本は、

日本株で成功するバフェット流投資術

大原浩さんの著書です。

 

このブログは、忙しい方向けの【時短読書】を目的に作成しています。

このブログで本の要点を掴み、さらにもっと多くのことを得たいと思ったら、実際の本を手に取って読んでみて下さい。

 

まずはこの本の目次です。

このような内容がこの本には載っています。

 

◆目次◆
  • 第1章 安く買って、高く売る
  • 第2章 株式投資派銘柄選択に尽きる
  • 第3章 チリも積もれば山となる
  • 第4章 常に勝つやり方
  • 第5章 「優秀な投資家」とは「優秀な経営者」でもある

 

この中から、バフェット流投資術の観点から、成長企業、優良企業銘柄を見抜く「20のチェック項目」を中心に紹介していきます。

 

1.株主資本利益率(ROE)が12%以上で安定しているか?

バフェットが投資の際に「最も重要視する指標」と言っている。

投資家から預かった資産をどのくらい効率的に活用して、利益を生み出しているかを表す数字。

 

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2.自社株買いを行っているか?

また「自社株買い」を行えば、1株当たりの会社の持分が増え、市場に流通する株式数も減少するので、株価も上昇しやすくなる。

 

 

3.経営者や従業員の持ち株比率は?

その会社の経営者が、自らのポケットマネーでどのくらい自社の株式を買っているか?

内容を熟知している経営者や従業員が、投資対象として魅力を感じないのであれば、投資家も慎重になる必要がある。

 

 

4.ストックオプション制度を採用しているか?

その会社の従業員というだけで、無料で株をもらえる制度はおかしい。バフェットは、「投資家をないがしろにする制度」と憤っている。

 

 

5.労働組合は結成されているか?(企業経営に協力的か?)

労働者の権利を守るための労働組合を否定するわけではないが、バフェットは、「従業員は利益から十分な報酬を得る権利はあるが、収益も上げていないのに分け前を要求する権利はない」と言っている。

経営側と常に対立しているような労働組合がある企業は、投資対象として疑問符をつけざるを得ない。

 

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6.過去10年間の利益は安定的かつ増加傾向か?

過去10年間赤字を出していない企業は、次の10年間も赤字を出す可能性は低い。

景気循環型の企業は、不況のたびに赤字を出す企業も多い。

 

 

7.本業に集中しているか?利益を生まない本業とは関係ない分野の事業を行なっていないか?

企業買収は基本的にムダ使い。拡大志向の経営者は高値でボロ株をつかむ。

 

 

8.その企業の事業内容を理解しているか?

自分自身で徹底的に研究して、確信を持って投資した銘柄だからこそ、リーマンショックのような金融動乱においても自信を持って保有し、買い増しもできる。

 

 

9.その会社が、10年後20年後も存在しているという確信があるか?

あまりにも企業規模が小さい場合には、不況がやってきた時に直撃を受け、企業の存続そのものが危うくなるので、安定的な投資には適さない。

十分な大きさの企業になるまで待ってから投資を始めても遅くない。

 

 

10.その会社は他の会社と異なる競争力を持っているか?

目に見えないブランドへの投資が巨万の富を生む。

広告費用と広告効果の費用対効果は歴史的に見ると減少し続けており、後発のブランドは多額の広告費用をかけてもなかなかブランドを浸透させることができない。

また、人間は第一印象や先入観に左右されやすい。確立されたブランドの伝統は、強力で永続的である。

 

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11.その会社は社会に必要とされているか?

企業本来の力やブランドの力で市場を占有している企業を探す。

 

 

12.その会社はインフレになった場合、商品の価格を引き上げることができるか?

資本主義経済の発展にとっては、穏やかなインフレが望ましい。実際に、資本主義が始まってからの歴史を考えると、インフレの期間の方がデフレの期間よりも、はるかに長い。

 

 

13.工場や研究開発に対する投資は少ないか?

バフェットは、多額の設備投資や研究開発費を必要とする企業には、基本的に投資しない。せっかくビジネスで生み出した利益が、設備投資や研究開発費に消えてしまい、投資家に分配される利益が少なくなってしまうから。

バフェットのお気に入りは、コカコーラなどの、昔から製法が変わっていないような企業。

 

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14.不況の時にその会社の株価はどうなっていたか?

一流企業が「ワケあり」で安くなった時が絶好のチャンス。

 

 

15.予想利回りはどのくらいになるか?できれば20%以上

一気に何倍にしよう、という投資は、努力でできることではない。バフェットの生涯平均利回りは20%台。それを維持すれば10年〜20年で富豪の仲間入り。

 

 

16.PERは15倍以下か?できれば10倍以下

バフェットが投資するのはPERが7〜8倍程度のタイミングが多い。米国の優良企業のPERが8を下回ることは頻繁にはないので、注意深く忍耐強く銘柄選択をしている。

 

 

17.経営陣は安定的か?

会社の組織や社風がしっかりしていて、誰がリーダーになっても会社の本質は変わらず、高い収益を上げ続けられる会社がよい。

カリスマ経営者は、スキャンダルと無縁でないことも多く、問題を起こし続投不能になるケースもある。

 

 

18.過大な年金、退職金、隠れ債務は抱えていないか?

企業の身の丈を超えた年金・退職金制度の維持は、破たんにつながる。JALGMなど。労働組合が戦闘的な企業への投資は避けるべき。

 

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19.最低限の売上規模はあるか?(100億円以上、1000億円前後あれば安心)

逆に企業規模があまりにも大きいと、成長速度が遅くなる。市場そのものに対して企業規模があまりにも大きな企業も、投資には不向き。

 

 

20.その会社は、投資家の存在に注意を払っている企業か?(IRは十分に行われているか?)

経営の障害となるような重要事項が発生した時には、すぐに株主に報告することが、信頼できる経営者の基本的な条件。

発表を遅らせたり、もみ消そうとする経営者に大事な資産を預けてはいけない。

 

 

まとめ

今回は、投資の神様ウォーレン・バフェットの投資ルールをまとめてみました。

これだけのことを調べてから投資を行うのも難しいかもしれませんが、銘柄選定のマイルールにいくつか加えてもいいですね!

もっと詳しく知ってみたい方は、ぜひこの本を実際に手に取って読んでみてくださいね。