分散投資は過大評価されている?5年間市場が閉鎖されても問題ない株を買おう!

この記事は

というような人向けの記事となります。

 

今回読んだ本は、

バフェットとグレアムとぼく インドの13歳少年が書いた投資入門

アリャマン・ダルミアさんの著書です。

f:id:mushisanlovelove:20220710065510j:image

この本は、バリュー投資で有名なウォーレン・バフェットベンジャミン・グレアムの生き方や考え方から学んだ、インドの13歳少年が書いたバリュー投資についての本です。

13歳の少年が書いた本なので、わかりやすい例えや文章にまとまっており、投資初心者にもわかりやすい内容になっています。

 

◆バリュー投資とは◆
バリュー投資とは、株の運用方法のひとつ。現在の株価が企業価値、利益水準に対して割安なものに投資する手法。代表的なものとして、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)を用いて、割安を判断する。

 

 

アメリカの投資家、資産家、経営者。世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイ筆頭株主であり、会長兼CEO。株の運用成績は、複利計算で約21%の利益を50年にわたって出し続けている。世界の長者番付一位にもなったことがある人物。

 

 

アメリカの経済学者。バリュー投資の父、ウォールストリートの最長老と呼ばれるプロの投資家。

 

 

このブログでは、サラリーマンや副業、株式投資を行なっている人向けに、私が読んだ本についての参考になった点をまとめています。レビューが参考になりましたら、是非実際の本を手に取って読んでみて下さい。

 

 

まずはこの本の目次です。

このような内容がこの本には載っています。

 

◆目次◆
  • 第1話 僕がこの本を書いた理由
  • 第2話 なぜ、ベンジャミン・グレアムから学ぶべきなのか?
  • 第3話 なぜ、ウォレン・バフェットから学ぶべきなのか?
  • 第4話 マーケットを理解する前に、なぜ自分を理解することが大切なのか?
  • 第5話 良い投資をするための、目のつけどころはどこか?
  • 第6話 投資を実行したあとは、どうすればいいか?
  • 第7話 市場の非効率性を生かして、どうやって儲けるのか?
  • 第8話 グレアムとバフェットの生き方から何を学べるのか?

 

以下に「バフェットとグレアムとぼく インドの13歳少年が書いた投資入門」を読んで、私なりに心に残ったことをまとめていきます。

 

投資はビジネスライクに

投資はビジネスライク(事務的)になされるときにもっとも知的なものとなる。ビジネスで成功している多くのビジネスマンが、その成功の原則を全く無視して投資をしているのは、驚くべきことである。

 

f:id:mushisanlovelove:20220710065528p:image

 

勇気を持って自分の知識と経験を動員する

事実から結論を導き出し、自分の判断が健全なものだと考えているならば、他人と違っても行動するべき。証券投資の世界では、十分な知識と考え抜かれた判断のあとでは、勇気は最高の美徳。

 

 

能力の輪

 自分が何を知り、何を知らないかについて知らなければならない。有望に見えるけれど、自分の専門外の投資機会もたくさんあると思う。でもこのような投資案件は絶対に避けなければならない。誘惑を征服する心が大切。

 

 

分散投資は過大評価されている

分散は、われわれ自身の無知に対するヘッジ。自分がしていることがわかっている者にとっては、分散は全く意味のない行為である。バフェットはひとつの会社の株に対して、自分の資産の10%を注ぎ込むことを推奨している。この考えで会社を分析すれば、自動的に分別のある分析ができる。

 

f:id:mushisanlovelove:20220710065554p:image

 

株式市場が5年間閉鎖されても平然としていられる株を買う

事業がうまくいっているのであれば、株式市場が開いていようが閉鎖されていようが、市場の言うことなんか気にする必要もない。

 

 

投資した株が株式市場で過大評価されても売り抜ける必要はない

  1. 投資利益には税金がかかる。例えあとでその株を買い直せるとしても、得た投資利益の全額をまた投資することはできないし、複利で回るお金が減ってしまう。
  2. マーケットに入る正確なタイミングは何度も掴めるものではない。
  3. 株を売って手にしたお金を、他の素晴らしい投資機会にまわして賢明な投資ができる保証はない。
  4. 事業が健全で、良いリターンを生んでいるなら、他の良い投資先を探すよりも、持ち続けた方がおそらく良いリターンを得られる。

 

f:id:mushisanlovelove:20220710065617p:image

 

確証バイアス

完全な情報がある世界だとしても、人々は情報を主観的にふるいにかけて分析し、投資の決定をする。これこそ効率的であるべき世界を非効率にしてしまう。

 

 

まとめ

現在は株式市場も低調で、長期投資をしよう、と心掛けていても、大きなニュースがあったりするとすぐに売買してしまう、ということもあるかと思います。

また逆に、短期で稼ごうと思っていたものが、値下がりにより塩漬けになり、結局長期投資になってしまっているなんてことも…

今は長期分散が良いと言われていますが、バフェットは分散には反対、というのは知りませんでした。

自分の能力の輪の中で投資を行い、しっかりと分析をして、5年間株式市場が閉鎖されても問題ない株を買う、というのはすぐにでも検討して、取り入れていくべき内容だと感じました。

他にも多数の参考になる内容が記載されているので、気になった方は是非一度手に取ってお読みください。