【悲報】有給休暇を使い切る割合、日本最下位
毎日残業ばっかりで、もうイヤ!
有給休暇も取れないし、残業代ももらえないっておかしくない?
仕事にやりがいって必要なの?
社畜から脱出する方法を教えて!
多くの娯楽にあふれる現代社会だからこそ、早く家に帰りたいですよね?
あなたが社畜から脱出するための考え方を、この記事でまとめて教えます。
今回読んだ本は、
「あ、やりがいとかいらないんで、とりあえず残業代ください。」
日野瑛太郎さんの著書です。
このブログは、忙しい方向けの【時短読書】を目的に作成しています。
このブログで本の要点を掴み、さらにもっと多くのことを得たいと思ったら、実際の本を手に取って読んでみて下さい。
まずはこの本の目次です。
このような内容がこの本には載っています。
- 第1章 あ、今日は用事があるんで定時に失礼します。
- 第2章 いえ、それは僕の仕事じゃないんで。
- 第3章 はい、将来の夢は毎日ゴロゴロ寝て暮らすことです!
- 第4章 えー、「従業員目線」で考えますと…
以下に「あ、やりがいとかいらないんで、とりあえず残業代ください。」を読んで、私なりに心に残ったことをまとめていきます。
社会人の常識
「社会人としての常識」とは、ある会社や業界内で暗黙のうちに規定されたローカルルールに過ぎない。このような言葉が使われるのは、合理的な説明ができない理不尽な慣習を、無理矢理押し付けるために使われる。
「社員人としての常識」と聞いたら思考停止せず、その常識が適用されるのはどの範囲までなのか、それが常識である理由は何か、をよく考えてみること。
有給休暇を全部使い切れるのは、3人に1人
日本人で有給休暇を使い切れる割合は、33%。
1位のフランスは89%で、日本はデータをとっている24ヵ国中ダントツで最下位。
日本に社畜が多い理由
昔は、「日本的雇用システム」のキモである「終身雇用」と「年功賃金」により、会社に一生を保証してもらえた。
その代わりに、会社の要求に多少の無理があっても、グッとこらえてそれに従う。
つまり、「社畜」になることを受け入れていた。
今は「日本的雇用システム」が崩壊してきており、「社畜」を受け入れる必要はない。
脱社畜のための8か条
①やりがいにとらわれるな
自分が好きなことと、仕事がぴったり当てはまる人は、とても少ない。
仮に好きなことを仕事にしても、本当に幸せになれる保証もない。
自分の仕事に「やりがい」があるように見えても「ブラック」であれば、会社から搾取されているだけ。
②つらくなったら逃げていい
「つらいけど逃げずに頑張ったおかげで成長できた」という人は、ほんの一握り。
その陰には、つらい状況に耐え切らずに、心や体を壊してしまった人がたくさんいる。
逃げることを考えるときには、「責任」「迷惑」など他人のことは意識しないようにすること。
③「従業員目線」を持ち続ける
「経営者」の利益と「従業員」の利益は両立しない。利益が対立するような場合は、つねに「従業員として」考えるクセをつける。
「経営者目線」を持つように言われたところで、本当の意味で経営に口を出してほしい訳ではなく、会社にとって都合がいいだけ。
④会社の人間関係を絶対視するな
会社で上司や同僚とうまくやっていけなくても、多くの場合、自分のコミュニケーション能力のせいではない。
職場の人間関係は、「くじ引き」によって作られた人間関係。
上司が人間的にあなたより偉い、なんてこともない。
⑤会社はあくまで「取引先」
自分を会社の「一員」ではなく、会社は「取引先」と考える。
「取引先」とは、当然誠意を持って接する必要があるが、あくまで立場は対等なもの。
「残業代を払ったら会社が潰れてしまう」と会社が言うのであれば、きっちり残業代を払ってもらった上で、潰れてもらえばいい。
⑥自分の労働市場価値を客観的に把握しよう
自分の労働市場における価値を高めておき、いつでも会社(取引先)を移れるようにしておく。
キャリアデザインの際には、極力自分の市場価値が高くなるような業務選択や資格取得、そして勉強を行なっていくこと。
⑦負債は極力背負わない
住宅ローンは「大借金」であり、転勤、転職などで引越しの必要が出たときにも引っ越せず、不測の事態に非常に弱い。
また、共働きなら逃げやすいので、極力専業主婦にならない。
⑧自分の価値観を大切に
あなたが「つらい」と思ったのであれば、それは「つらい」こと。
あなたが「不毛だ」と思ったのであれば、それは「不毛」なこと。
あなたが「面白くない」と思ったのであれば、それは「面白くない」こと。
もっと自分の価値観に正直に、自分のために生きよう。
まとめ
今回は、社畜から脱出する方法、考え方をまとめてみました。
私は今のところ、転職などは何も考えてはいないですが、もしそのような事態が起こった時のことを考えて、自分の労働市場における価値を高めることを頭に入れた上で、キャリアデザインを考えていこうと思いました。
もっと詳しく知ってみたい方は、ぜひこの本を実際に手に取って読んでみてくださいね。