損をするのが怖い、という心理を制御する方法
今回読んだ本は、
「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学」
この本は一言で言うと、「損をするのが怖い、という心理を制御したい!」と思う人向けの本です。
日本の個人投資家のcisさんの著書です。
このブログは、サラリーマンや副業、株式投資を行なっている人向けに、私が読んだ本についてのレビューをまとめています。
cisさんはジェイコム株大量誤発注事件で約6億円の利益を上げ、1兆円以上の個人資産を持つ投資家です。
1兆円もあれば確かに1人の力で日経平均を動かすことができますね。
日経平均が上下した時にはアナリストがもっともらしい理由をコメントするのですが、実はただcisさんが大きく取引しただけだった、など中々庶民の投資家には想像もつかないようなエピソードが満載で、単純に読み物として魅力的な一冊でした。
私は投資関連の本やビジネス書を好んで読む事が多いです。
投資の本は、その人のお金にまつわる考え方や、今その考え方に至った背景が見られるので、非常に参考になります。
また、サラリーマンとして管理職をしていますので、ビジネス書もスキルアップのために読んでいます。
人によって知識や趣味嗜好に偏りはどうしてもあるため、同じ本を読んでも参考になる部分、ならない部分は異なってくると思います。
レビューが参考になりましたら、是非実際の本を手に取って読んでみて下さい。
この記事では、「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学」を読んで、心に残ったことをまとめていきます。
上がり続ける株は上がり、下がり続ける株は下がる。
マーケットの潮目に沿って行動し、潮目の変わり目をいち早くキャッチすること。
勝手な予想はせず、上がっているうちは持っておくのが基本。
あまり小さな動きは気にせず、ある程度下がった時、2度目の押し目で売ることが多い。
私は高配当投資をしているので、基本買ったらホールドしたまま、売却はよほどの事がない限りしていません。
この投資方法に行き着いたのは、やはり利益が出るとすぐに利益を確定したくなってしまい、売りたくなってしまう。
株価が気になってしょうがなくなり結果安いところで売却してしまう、という事が続いたので、高配当投資に行き着きました。
やはり上がっているうちは持っている事が基本だそうです。
また、ある程度下がった時に2度目の押し目で売る、というのは考えたことがなかったので、今度ゆっくりチャートとにらめっこしてみようと思いました。
逆張りはしない。
これは結構やってしまっていますね。
高配当銘柄は株価が下がることにより配当利回りが上がっていくため、下がったところで結構買っています。
配当利回りが良くなるのである程度のところで下げ止まりまるはずですが、一向に株価が帰ってこない銘柄もいくつかありますね。
これも結構言われる投資家さんが多いですね。
特にナンピンに関しては、ただ自分の取得単価から値下がりしただけで、割安になっただけだ、とか。
こう聞くとやはり逆張り戦略は良くないようにも思えますね。
確かに日本の個人投資家は逆張りが好きで、機関投資家と全く逆の動きをするとはよく聞きます。
儲けるチャンスについて
大きく儲けるチャンスというのは、人間の感情が大きく揺さぶられた時。
群集心理として恐怖が発生した時が相場としては大チャンス。
今はNASDAQが大きく値下がりしていますね。
あれだけ盛り上がっていたレバナス民も、Twitter上でもあまり見かける事がなくなってきました。
こういう時に買えばいいのでしょうが、なかなか手が出ませんね。
現状ではNASDAQは全く底が見えていない気がします。
これも結構実感できる内容ですね。
短期投資する場合は参考になりそうです。
自分の性格と折り合いのいい必勝パターンを見つけて、磨いて行くことが、勝てるようになるための近道。
損するのが怖いという心理を制御しないと相場で勝つのは不可能。
株式投資は心理を制御できないと勝てない、というのもよく聞く話です。
私は自分で結局制御出来なかったため、株価が下がっても配当利回りが上がった、と喜ぶ事ができる、高配当投資に行き着くことになりました。
心理を制御するのは本当に大変だと思います。
まとめ
私は高配当投資がメインなので、cisさんの行なっている短期売買とは全く戦略が違うのですが、非常に参考になる部分が多かったです。
日経平均を1人の力で動かせるとなると、それに対してのプレッシャーは想像することもできませんが、それを少し垣間見えた気がします。
損をするのは怖いという心理を制御したいと思う方はぜひ。