【AI】人事に評価されている社員の行動を分析

人事から評価されている社員は、どんな行動をしているんだろう?

トップ社員になるには、どんな考え方をすればいいんだろう?

この本は、人事評価上位5%の社員が、どのような行動・働き方をしているかを分析した本です。

今回読んだ本は「AI分析でわかったトップ5%社員の習慣」越川慎司さんの本です。

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この本の中から、心に残ったことをまとめていきます。

 

 

働き方改革で目指すべきこと

働き方改革で目指すべきは、残業を削減することでも、有給を消化することでもない。
限られた時間の中でより大きな成果を残すこと。
早く家に帰れる人がすごいのではなく、早く帰っているのに突出した成果を出し続けられる人がすごい。

 

 

失敗を失敗で終わらせない

一般社員の7割は、「失敗したけど頑張ったし、協力もできたからよかった」と考える。
トップ5%社員は「みんなで頑張ったし、やれることはやったが、失敗したということはどこかに失敗の原因があった」と考える。
プロセスを重視することは当然だが、それを逃げ口上に使ってはいけない。
失敗の発生原因をつきとめるチャンスだと考えて、次の行動で修正していく。

 

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達成感を大事にする

背伸びをしてギリギリ届くような目標を自身で設定し、それを達成するための努力を自主的に行い、実際にクリアする。
目標達成に向かっていない努力は時間の無駄。
どこに向かって作業をすすめているのか、ということが重要で、作業の量だけで褒められるわけではない。

 

 

行動の量が多い

トップ5%社員は、自発的に行動して、結果として自分の活躍できるフィールドを見つける。
成果を出し続けてトップ5%の評価を得る人材は、共通して行動の量が多い。
会話やチャットで接する人数が多く、会議の発言頻度は一般社員より32%多く、社内での移動距離も22%長い。
逆に、発言時間はは24%少なく、イエスかノーかをはっきり言いきり、ロジカルに相手を心地よく説得していく。

 

 

自分に無い経験やスキルを身につけようとする

トップ5%社員は、横の広がりがある幅広い知識と知見を持つことを望み、一般社員は専門性の追求を望んでいる。
変化の激しい中で対応力を高めていくには、1つのスキルや技術に固執することなく、より多様な能力を身に付けていったほうが市場価値が高まると思っている。
場数を踏んでいる人の方が、社内でも要職につきやすく、同時に社外の市場価値も高まっていく。

 

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意識改革はしない

意識を変えて行動するのではなく、行動を変えることによって意識が変わる。
行動をしてみたら変化が起きたことを自覚し、「行動を起こすことに価値がある」という意識に変わる。
「意外とよかった」「思いのほか効果が実感できた」という言葉が出たら大成功。

 

 

意見のアウトプットをする

トップ5%社員は、結果的にいいアイデアや企画を生み出すことが多いが、決して創造力に優れているわけではない。
むしろ、自分自身に優れた創造力があるとは思っていないからこそ、何でもいいからアイデアを出すこと、誰かに意見を求めること、人と人とをつなぐことに積極的になっている。
 
 

まとめ

堀江貴文さんの本「多動力」にもありましたが、自分の市場価値を高めるために、1つのスキルや技術に固執することなく、より多様な能力を高めることが市場価値を高めることにつながる、とのことでした。
それ以外にも、まず行動してみること、など堀江貴文さんと共通する部分が多いように感じました。
このあたりを意識して仕事を行い、キャリアデザインをしていくことが大切かもしれませんね。