【年代別】年金の考え方と老後のお金の備え方まとめ

ねんきん定期便がくるけど、なんかびっくりするぐらいもらえる金額が少ないですよね?

年金がもらえなくなることはないのは知ってはいるけど、受給開始の年齢はどんどん遅くなって、もらえる金額はどんどん減っていくんですよね?

結局老後に必要なお金がいくら必要なのか、不安は無くなりません。

 

今回読んだ本は、

一般論はもういいので、私の老後のお金の答えを教えてください!

井戸美枝さんの著書です。

 

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この本には、いろいろなパターンの人の年金の受給額や老後のお金についてが記載されているので、さまざまな年代の人にとって参考になる本だと思います。

 

まずはこの本の目次です。

このような内容がこの本には載っています。

 

◆目次◆
  • 1.お金に困らない人生のルール
  • 2.私の年金、「答え」をください!
  • 3.「老後のお金」年代別TODOリスト
  • 4.iDeCoとつみたてNISAで「じぶん年金」
  • 5.年金は増やせる!受け取り方&働き方
  • 6.年金不安で「カモられない」ために知っておくべきこと

 

以下に「一般論はもういいので、私の老後のお金答えをください!」を読んで、私なりに心に残ったことをまとめていきます。

 

一生を4つの時期に分けてみる

1.育ちの期間 25歳まで

どんな人生を送りたいかイメージする

2.人生フル回転の期間 25歳〜50歳

居心地のいい生き方を見つける

3.黄金の期間 50歳〜75歳

職業人を長く続けることを考える

4.おまけの期間 75歳〜

知恵と工夫で楽しい時間をつくる

 

人生フル回転の期間に、好きなこと、得意なことを見つけ、長期化する仕事人生を生き抜くスキルを身につけよう。

そして「おまけの期間」を好きなことだけをする最高の期間にするために、お金について知識を深めていく。

 

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健康でない期間も長い

平均寿命と健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されずに生活できる期間)の差は、男性は約9年、女性は約12年。

 

 

老後のお金に困らない三原則

1.生涯にわたり収入が得られるスキルを

2.収入の範囲で暮らす姿勢を

3.自分の将来の公的年金額を把握しておく

 

 

年代ごとのお金を増やすための「やるべきことリスト」

20代

お金の流れと仕組みを把握し、社会人の基礎力を培おう。

・給与明細を見て、毎月の収入、税金、保険料を把握

・支出の記録をつける

・積立貯蓄を始める

・勤務先の福利厚生のガイドを見る

・生命保険の加入は不要

 

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30代

結婚、出産、住宅購入など、ライフステージに合わせたプランを立てよう。

年金額の把握や積み立て投資にも挑戦。

・1年分の生活費が貯まったら積み立て投資を始める

・「ねんきん定期便」「ねんきんネット」の見方を覚える

・キャリアチェンジのプランを立て、必要資金を出してみる

・子供ができたら、掛け捨て型の死亡保障の保険に加入

・マイホーム購入について考える

 

 

40代

そろそろ老後生活の準備も頭の片隅に置く。

iDeCoやつみたてNISAの増額、借金返済や親の介護の話し合いも。

・収入が増えても生活水準を上げすぎない

・子供がいるなら教育費の予算を組む

・親の介護が発生しても、介護離職は絶対にしない

・マイホーム購入は定年前にローン完済遠前提に

・老後に向けてiDeCo、つみたてNISAの金額を増やす

 

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50代

老後資金づくりを本格化。

ねんきん定期便」は、実際の年金予定額を把握できるようになる。

・教育費負担終了後は、その分を積立貯蓄、投資へ

・「ねんきん定期便」をチェック

・70歳まで働き続ける計画を立ててみる

・子供が独立したら死亡保険を見直す

・夫に先立たれた場合の遺族年金の試算をしてみる

 

 

60代

趣味や楽しみの時間を持ちつつも、仕事は息長く続けて収入を絶やさない。

・住宅ローンが残っていたら働きながら完済

・60歳以降も仕事を続ける

・年金を何歳から受け取るかを考える

・老後の病気と介護にかかるお金を試算

人生100年だからこそ、学びとバカンスも楽しむ

 

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年金についての豆知識

・100歳までの年金は「支払った分」の4倍以上になる

50歳以上になると「ねんきん定期便」のフォーマットが変わる。

現時点での納付状況が60歳まで継続すると想定したうえでの受給額が試算されており、実際の受給額とかなり近い数字が記載されるようになる。

育児休業を取得しても、子供が3歳までは年金額は減らない。

・将来の年金の所得代替率(年金が現役男性の手取り収入の何割かを示す)は、楽観的なシナリオで2割、悲観的なシナリオで3割減少する見通し。

・年金は手続きをしないと受け取れない。

 

 

理想の貯蓄率は?

 ・シングルひとり暮らし15%
・シングル親元暮らし37%
・夫婦2人暮らし22%
・共働き子供あり17%

 

iDeCoで手取り収入が増える

例えば、課税所得695万円以下、企業型確定拠出年金のみありの私であれば、iDeCoの年間掛金を24万円にすることで、節税額は72,000円となる。

 

 

まとめ

iDeCoを使える方も2022年10月より増え、老後資金の備え方についても改めて考え直す時期がきましたね。

節税額も、保険などと比べればかなり多いので、保険を解約して、iDeCoで老後資金を形成していくのも一つの手だと思います。

50歳になるまでは、ねんきん定期便に記載の金額も非常に少ないので、正直どれぐらい年金をもらえるのかよくわかりませんが、年代別のやるべきことリストを参考に、老後資金を作っていきましょう。