【年4回発行】会社四季報1つだけ買うならどの号?

とりあえず会社四季報を買ったけど、予想以上にページ数が多いし、文字が細かいし、どこを見たらいいの?

まだ四季報を買ったことがないけど、とりあえずどの号を買えばいいの?

年間4冊発行されているけど、全部は買えないので、一冊買うならどれ?

株式投資のバイブルと呼ばれる会社四季報、投資家なら一度は使いこなして、大きな利益を上げたいですよね?

 

今回読んだ本は、

伝説の編集長が教える会社四季報はココだけ見て得する株だけ買えばいい

会社四季報の元編集長 山本隆行さんの著書です。

 

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このブログは、忙しい方向けの【時短読書】を目的に作成しています。

ビジネス書や投資本を中心に私が実際に読んだ本について、要約をしています。

このブログで本の要点を掴み、さらにもっと多くのことを得たいと思ったら、実際の本を手に取って読んでみて下さい。

本屋さんに行っても、何を読めばいいのかわからない、という方にも参考になるブログを目指しています。

 

まずはこの本の目次です。

このような内容がこの本には載っています。

 

◆目次◆
  • 第1章 会社四季報は毎号読むから意味がある
  • 第2章 各号の特徴を生かしてお宝銘柄を発掘
  • 第3章 会社四季報、1冊だけ買うなら何を買う?
  • 第4章 稼ぎ頭を見抜くとっておきテクニック
  • 第5章 人と10倍差をつける会社四季報読解術
  • 第6章 業績欄「知ってるつもり」じゃもったいない
  • 第7章 大化け候補を探せ!
  • 第8章 外国人投資家が好きな株・嫌いな株
  • 第9章 会社四季報「分解術」で大事なことが見えてくる
  • 第10章 キャッシュフローでわかる儲けのウソ・ホント
  • 第11章 最高益企業を狙え!
  • 第12章 「フル生産」の落とし穴
  • 第13章 年収の変化は一大ヒントなのだ
  • 第14章 売上高には不思議がいっぱい
  • 第15章 割安株の本当の探し方
  • 第16章 株価チャートはここだけ見よ!

 

 

以下に「伝説の編集長が教える会社四季報はココだけ見て得する株だけ買えばいい」を読んで参考になったポイントをまとめています。

 

四季報夏号の特徴(6月発売)青色表紙

5月までに出そろった前期本決算の実績をもとに、今期決算の見通しを解説する号。

前期と今期の比較に力点。

 

 

四季報秋号の特徴(9月発売)オレンジ表紙

第一四半期決算の実績を踏まえて、前号の期初予想を見直す号。

会社四季報の独自予想が現れ始める。

 

 

四季報新春号(12月発売)赤色表紙

第二四半期決算の実績をもとに、前号の予想を見直す号。

通期見通しがはっきりしてくるため、会社四季報の独自増額、独自減額が続出する。

 

 

四季報春号(3月発売)緑色表紙

今期の着地点はほぼ見えてきた。

来期の業績予想に力点。

記事の半分以上は来期について。

見出しも来期についてつけられる。

 

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良い減益悪い減益

増収減益や減収増益には、買いのヒントや落とし穴が隠されていることが多い。

なぜ業績予想がそうなるのかの理由や背景をチェックすることが大切。

 

 

忙しいときの四季報の見方 

・プラスイメージの見出しのついた銘柄だけを拾い読みする。

・予算業績数字の会社側予想と会社四季報予想を見比べて、会社四季報予想が強気になっている銘柄に付箋を貼る。

・月足チャートの形や財務内容をチェックする。

 

 

上方修正率は50%

第一四半期決算段階で上方修正した会社のほぼ半数が、第二四半期でも上方修正している。
第一四半期に上方修正を発表した企業は、株価が急上昇する。

その後買いが一巡すると株価が下がってくるので、そこで拾うと良い。

会社四季報秋号にはこうした上方修正予備軍がごろごろころがっている。

 

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「ぶり検索」

会社四季報オンラインのスクリーニング機能で、会社四季報の業績記事の中で「ぶり」が使われた銘柄を抽出する。

久しぶりの最高益企業や、会社の経営になんらかの変化が起きつつある企業が引っかかる。

 

 

フル稼働、フル生産、満床に注意

もうこれ以上作れない、入れない、ということ。

この状態から売上高を増やすには、値上げをするか、投資をするかしかない。

 

 

平均年収をチェック

会社四季報に掲載されている平均年収は、残業代と賞与が含まれている。

この数字には会社の繁忙ぶりが表れているため、新しい会社四季報が発売されるたびに年収が増えている会社があったら要マーク。

 

 

まとめ

今回は、投資家に必須の「四季報」についてまとめてみました。

四季報は専属の記者がいるだけあって、独自の予想なども行っていて、それが会社の発表を先行しているものを調べることで、得する株が見つかりそうですね。

また、第一四半期で上方修正を出すと、50%の確率で第二四半期でも上方修正を出す、ということも参考になりそうですね。