【含み損】長期投資での株を売るタイミング
株は「短期投資」ではなく「長期投資」が重要、とよく聞くけど、どんな時でも売らなくていいの?
そんなに資金が多いわけではないので、あまり良くない銘柄は売って、他の銘柄に乗り換えたいんだけど。
今は投資ブームと言われ、多くの人がつみたてNISAを中心とした長期投資に取り組んでいますよね。
その一方で、あの時売っておけば、なんて悩むことは、株式投資をやっていれば誰でも考えることですよね?
今も株価が大きく下がっており、つみたてNISAを今年始めた人は全員含み損、なんてニュースもありました。
株式投資で1番難しいのは、株を売るタイミングです。
この記事では、長期投資でも、「このタイミングなら売却を検討しよう」ということに関してお伝えします。
今回読んだ本は、
「楽しみながらがっちり儲かる優待バリュー株投資入門」
みきまるさんの著書です。
このブログは、忙しい方向けの【時短読書】を目的に作成しています。
ビジネス書や投資本を中心に私が実際に読んだ本について、要約をしています。
このブログで本の要点を掴み、さらにもっと多くのことを得たいと思ったら、実際の本を手に取って読んでみて下さい。
本屋さんに行っても、何を読めばいいのかわからない、という方にも参考になるブログを目指しています。
私は高配当株投資を行っており、優待株投資はしていませんが、同じ長期投資を基本としていますので、この「楽しみながらがっちり儲かる優待バリュー株投資入門」から、長期投資の売却タイミングについてまとめていきます。
売却と損切りのタイミングを学び続けよう
値上がりして、含み益が多い時に売却して、利益を確定する。
意に反して値下がりして、反発が見込めない銘柄は、含み損が少ないうちに損切りする。
どの銘柄を買うか、いつ買うかばかりに気を取られて、いつ売るかについてはおろそかになっている人が多い。
目標株価は決めない
上昇している株は上がり続け、下落している株は下がり続ける、という慣性の法則のような現象が株では生じる。
勢いによる値上がりを享受するためには、保有株が上がり始めたら、「もう割高だ」と思っても、売らずに持ち続けることが重要。
売却の目安として目標株価を設定することは、その妨げになる。
テクニカルで売るタイミングを決める
銘柄を買うタイミングは「割安かどうか」というバリュー投資家の視点で決める一方で、売るタイミングは、値動きを分析するテクニカル投資家の視点で決める。
①上昇の勢いが失われて、ピークから10%下がった時に売る。
②2回目の急落で売る。大きな出来高を伴った最初の急落で売るのではなく、そこから数回の反発を経て2回目の急落が始まる時点で売る。
場合によっては少しずつ売る
銘柄を購入する時に描いたシナリオが崩れたら、当初のシナリオに固執せず、自分の誤りを認め、損切りをするのが最善。
シナリオが完全に崩れていない場合は少しずつ売るのも良い。
迷ったら半分売っても良い。
銘柄を少しずつ売ることで
①株価下落による痛手を軽減できる。
②株価が上昇に転じた時にその恩恵を逃さずに済む。
他にいい銘柄があれば入れ替える
大きく買いたい株があったら、持ち株を見渡して総合戦闘力が最も低いものを手放す。
他に魅力的な銘柄が見つかったら、最も魅力のない銘柄を売って、ポートフォリオ全体の魅力度を高く保つ。
まとめ
今回は、長期投資をする場合の株の売りタイミングについてまとめてみました。
売るタイミングはテクニカル投資家の視点で売る、というのは新たな気づきでした。
魅力が下がってきた銘柄に関しては、少しずつピークから10%下がったら、2回目の急落で売る、ということを実践してみようと思います。
もっと詳しく知ってみたい方は、ぜひこの本を実際に手に取って読んでみてくださいね。