真のバリュー株投資とは何か?一歩進んだバリュー株投資
この記事は
投資で負けたくない!
真のバリュー投資を学びたい!
バリュー株投資をしている!
一歩進んだ投資の勉強をしたい!
というような人向けの記事となります。
今回読んだ本は、
「真のバリュー投資のための企業価値分析」
柳下裕紀さんの著書です。
このブログでは、サラリーマンや副業、株式投資を行なっている人向けに私が読んだ本についての参考になった点をまとめています。
レビューが参考になりましたら、是非実際の本を手に取って読んでみて下さい。
まずはこの本の目次です。
このような内容がこの本には載っています。
第2章 価値創造の決定要因 参入障壁とビジネスモデル
第3章 投資家が知るべきファイナンス理論の基本
第4章 M&Aによる価値創造
第5章 負けない投資実践のための思考訓練
第1章から難しい話題で始まり、なかなかとっつきにくい感じで始まりますが、第2章以降では具体的な企業名やその企業の方針、ビジネスモデルについても事例として書き加えられており、理解しやすいようになっています。
以下に「真のバリュー投資のための企業価値分析」を読んで、私なりに心に残ったことをまとめていきます。
真のバリュー投資の定義
- 真の価値と支払う価格の差異によって儲ける投資
- 時間を味方につける投資
参入障壁が高い企業がバリュー投資で選択すべき企業
「新規参入の脅威」と「代替製品・サービスの脅威」を回避できる戦略に参入障壁があることが大切。
- 規模の経済性
- 製品差別化
- 巨額の投資
- 流通チャネル
- 独占的な製品技術
- 経験曲線効果
- 政府の政策
この中で、上記のタイトルと私の想像が異なっていたのが、政府の政策です。
既得権益を守るための政府の政策による参入障壁では価値を増大することは出来ない。
これは農協法によって農家の経営のほとんどを握る農協を見れば理解できる。
逆にドローンなど規制緩和を梯子にしたビジネスが良いとのことでした。
顧客の囲い込みにはスイッチングコストの引き上げが重要
- 当初提供した商品に特性やサービスを付け加える
- 仕組みによって購買頻度を高め、習慣づけを強固にする
配当や自社株買いは企業価値の先食い
まとめ
ちょっと投資初心者にとっては難しい本かな、と感じました。
バリュー株投資をしていて、一歩進んだ勉強をしてみたいと思っている方にはおすすめできる一冊だと思います。
ただ割安な株を買うのがバリュー株投資では無い。
真のバリュー株投資について理論立てて解説してくれる書籍でした。